骨好き



内容(「BOOK」データベースより)
北海道、旭川。平凡な高校生の僕は、レトロなお屋敷に住む美人なお嬢様、櫻子さんと知り合いだ。けれど彼女には、理解出来ない嗜好がある。なんと彼女は「三度の飯より骨が好き」。骨を組み立てる標本士である一方、彼女は殺人事件の謎を解く、検死官の役をもこなす。そこに「死」がある限り、謎を解かずにいられない。そして僕は、今日も彼女に振り回されて…。エンタメ界期待の新人が放つ、最強キャラ×ライトミステリ。



死体よりも骨が好きという変体女性
それでいて上流階級の娘、おまけに美人ときたもんだ
舞台は、私も住んでる街「旭川
だけど、そこはフィクションの世界、舞台は旭川でも
微妙に街中の地域名などは違っている
店舗名や観光名所などは実際の名前を使っているので
そういえば、そういう店もあったなと、ちょっとしたガイドブックみたいな感じになっています
作者自身も去年まで、この街に住んでいたようで
旭川人というか、旭川地域のちょっと変った特色などもちゃんと捉えていて
冒頭に出てくる「良くも悪くもマイペースで変化を嫌う街」って一文が
この街の特色をよく捉えているな〜ww、と感心したものです
それだから、この主人公の女性もちょっと変人気味なのでしょうかね?w
短編からなる物語ですが、旭川だけでなく道北地域の留萌地方だの
ちょっと旭川の外れの地域なども出てきます
推理らしい推理はそれほどでもないのですが
テンポ良く読めて楽しめる本でした