奏者



内容(「BOOK」データベースより)
リョザ神王国。闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣ノ医術師を目指すが―。苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける





王獣編までは主人公のエリンが幼き頃、死に別れた母親を思いながら
様々な人間たちに助けられ、出会ってしまった王獣と、どのように向き合い育て
心を通わせて共に生活をするのか、なかなか読み応えのある本です
ただ残念だったのが終わり方がシックリこなかったこと
それだけに勿体無い感じがしてしまう
それゆえにファンの人達は続編を望んだのじゃないだろうか
結果的には続編が発刊されて物語りは大団円を迎えるのだろうが
さてどうなるのだろう?
既に本は買っているので、これから読むのが楽しみです
久しぶりに先を読む楽しさを味わえる本に出会えました


紹介しているのは文庫本なのですが
本来の発刊はハードカバー本である
なぜ、これが児童文学の部類に入っているのか未だに不思議です
守り人シリーズも同じ児童文学だったのだが
ファンタジー小説という理由だけで児童文学の部類に入れるのは勿体無いほどの舞台と人物設定
話の内容もしっかりとした骨組みがなっていて
登場人物達がその舞台の中でちゃんとした生活を送れているのもわかるほどの表現力
昨今、話題になる作家達よりも数段上を行く表現力だと思う