三鬼


内容(「BOOK」データベースより)

江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん”のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判だ。訪れる客は、村でただ一人お化けを見たという百姓の娘に、夏場はそっくり休業する絶品の弁当屋、山陰の小藩の元江戸家老、心の時を十四歳で止めた老婆。亡者、憑き神、家の守り神、とあの世やあやかしの者を通して、せつない話、こわい話、悲しい話を語り出す。「もう、胸を塞ぐものはない」それぞれの身の処し方に感じ入る、聞き手のおちかの身にもやがて、心ゆれる出来事が…。日経朝刊連載「迷いの旅篭」、待望の単行本化!




変り百物語の続編です
今回も色々なお話しが出てきます
読んでいて飽きる事もなく
新しい登場人物も増えるけど去っていく人もいる
主人公の、おちかにも心境の変化が起こり
心を閉ざしていたのに人間としての感情が戻ってきます
中でも、一話目が面白いですね
最後の場面なんて、自分がその場にいたら
同じ事をしたんじゃないだろうか?そんな感じもしました
次の話を語られるのはいつでしょうか?楽しみです