江戸は本所亀沢町にある「おけら長屋」には、落語の登場人物のような個性的な住人たちが揃い、今日もお祭り騒ぎだ。
ある日、おけら長屋の万造と恋仲である聖庵堂の医師・お満に、長崎留学の話が持ち上がるが、最低三年は長崎で学ぶ必要があると聞き、お満は思い悩む。一方、両親に捨てられたと思っていた万造に母親の手がかりが見つかり、長屋の住人たちは奔走する……。
このシリーズも20巻を迎えた
貧乏長屋物で人情物の話し
だが二人組の万松が悪さをしてのドタバタ劇ということで
人情噺ながらもそうとはならない面白さがある
今回は二人組の片割れ万造の出自が判ったり お満とやっと結ばれたり
最後には ちょっと泣かせるような話もあり
面白く読める話ばかりで好きなシリーズです
今回で完結するのか?というような思わせぶりな帯ですが
読んだ限りでは まだまだ続くでしょうね
ただ物語の時系列では3年後から始まるのかな?
そんな感じがしました
外伝も出てるようですから そちらを読んでから
新たな おけら長屋でのドタバタを楽しく待ちましょうか