天狗

内容(「BOOK」データベースより)

昭和二十九年八月、是枝美智栄は高尾山中で消息を絶った。約二箇月後、群馬県迦葉山で女性の遺体が発見される。遺体は何故か美智栄の衣服をまとっていた。この謎に旧弊な家に苦しめられてきた天津敏子の悲恋が重なり合い―。『稀譚月報』記者・中禅寺敦子が、篠村美弥子、呉美由紀とともに女性たちの失踪と死の連鎖に挑む。天狗、自らの傲慢を省みぬ者よ。憤怒と哀切が交錯するミステリ。

 

 

今昔百鬼シリーズの最終巻(?)になるのかな?

読んでいて途中で、よく判らなくなったんだけど

どこで被害者が2人になったんだろう???

謎が解けていくうちに、あ~、そういうことなのか

という手法はいつもどおり

そして昔の家長(特に昭和一桁や大正世代)は

こういうジジイいたな~

と昔を思い出して読めました

そして、さらっと出てきてるけど「LGBT問題」

小説の舞台の時代の頃は、以ての外という時代

(平成に入ってからじゃないかな、こういう人達も受け入れられるような時代になってきたのは)

それを、この時代の女学生がジジイに説教しますかww

いや~、最後は痛快に読めました

だから、あとは本家の方も書いてくださいよ

もっと痛快な京極堂の憑き物落としを見たいのですから