読後感

図書館戦争シリーズ」を読み終えました
といっても、最終巻に当たるであろう第4巻はまだ発売されてないので
全部を読んだわけではないのだが
とりあえず、現在発刊されている3冊分を
2週間かけて一気読みしましたw


このシリーズモノを知ったのは、本屋でもなくネットでもなく
札幌に行った時に、いつも見ている情報番組で論評の話しを聞き
ちょっと面白そうだなと思いまして
中心部に買い物行った時、書店で数ページ読んで即座に購入決定
家に帰ってきてから、怒涛のように読み耽る、読み耽るww
スラスラと読めるし物語の展開もスムーズに進んでいくので
読みやすいんですわ、これがまたw


物語の方はというと題目に「戦争」と付いてるのですから
いわゆるドンパチモノです
え〜、そうです、図書館でドンパチを、やらかすんですわコレがまたw
何故このようなドンパチが起こるのか
それは物語り上で、昭和の後期にメディアへの規制が厳しくなり
昭和最終年度に「メディア良化法」なるものが制定され
言論弾圧とも思えるような言語統制による「検閲制度」が導入されたことが発端となります
その検閲制度自体も、拡大解釈され
裁量権自体は、執行機関に委ねられるという、驚くほどの無制約なのである
その検閲自体に拒否感を抱いた組織の人達が
メディア良化法に対抗させる目的のために作り上げられた
「図書館法」(通称:図書館の自由法)なるものを制定させた


それから時が30年ほど過ぎ
物語の中では、年号が「正化(せいか)」に変わり
メディア良化委員会が検閲組織体である「良化特務機関」なるものを作り上げ
暴力による検閲がますます激しくなり
時には、武力を持って、図書館など、あらゆる書籍に関する箇所を
検閲という名目で襲撃するようになるので
これに対抗するために図書館側も、図書防衛隊なるものを作り上げ
ますます、戦闘が激しくなっていくというのが、この物語の世界観です
詳しくは実際に本を読んでいただければ、わかるかと思います


でも、ドンパチモノだからといって
自分には無理という風に判断はしないでください
物語の背景は、ドンパチモノなんですけど
んじゃ、中身はどうかと問われたら
少女漫画だろコレ!!
と、声を大にして、私は言えますw
いや、物凄くね、あまぁ〜〜〜〜〜〜い!のよ
もう少女漫画を活字にしたら、こうなるんだろうな〜
ってのが、文面に出まくりなのよね
でも、しっかりと時代背景は出来上がってるし
物語の部隊となる、図書防衛隊の構造、構成もしっかりとしてるから
違和感無く溶け込めて読めちゃうのよ、コレがw
そして、少女漫画といいましたが
主人公は、女性です
そして脇役達は、軍隊の人達なのですが
この脇役達がイイ味を出してるので、主人公が生きること生きること
主人公の上官は、熱血バカだし、その上官の同僚は笑い上戸の正論者
異性の同僚は、頑固一徹な奴だし、同姓の同僚は、とんでもない情報収集屋
おまけに、これらの上官(部隊長)が
更に上を行くほどの荒唐無稽っぷりな破天荒な人間と来たら
どういうふうに展開していくのよ?この物語?ってな感じで
どんどんと物語に引きずられていけて面白く読める
読み応えはあります、サッパリとした読後感になります
でも読んでる最中は、背中がむず痒くなりますw
さて、最終巻では、どういうふうに物語が決着するのか楽しみではありますな〜


でも、これハードカバーで出さなかった方が、もっと良かったんじゃね?>出版社
そうすれば、若い年代の人達(主に高校生)も
気軽に読めたと思うな〜(´ー`)y─┛~~