合戦屋2




内容(「BOOK」データベースより)
天文二年(一五三三年)、若き石堂一徹は、中信濃の豪将・村上義清に仕えていた。秀でた武芸と並外れた戦術で、家中で台頭していく一徹。それに伴い、村上家は中信濃での勢力を盤石なものとしていった。朝日という素晴らしい伴侶を得た一徹は、愛娘にも恵まれ、すべてが順風満帆に見えたが…。



前作の「哄う合戦屋」の主人公である、石堂一徹の若き頃の話
前の話しで出ていた、なぜ実家の家督を受け、どうして嫁と娘を失ったのか
そして実の家を出るというところまでの話です
「哄う」でもそうだったのですが、自分よりも優秀な部下が頭角を現し意見を言い出すと
長とする人達は常にその人を疎ましく思うのですね〜
自分達の地位を脅かされるのがそんなにも怖いのでしょうか?
一徹はそんなこと気にしないで、将の為、または村の為を思って動いていたのですけど
それが届かないで終いには自分の伴侶や愛娘、そして片腕と呼ぶべき弟分を失うというのは辛かったでしょうな