あんじゅう



内容(「BOOK」データベースより)

一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第2弾!



三島屋変調百物語の第2弾です
子供達に纏わる話しで最初の2話は面白おかしく
あ〜、子供ってこういう動きや考えはするよね〜と和ませておきながら
3話目の題材にもなっている「暗獣(あんじゅう)」では
物悲しくも寂しい話しを読み
このような悲しい怪異もあるんだよと思わせる
なかなか面白い題材の話しばかりでした