こんな世の中

ちょっとしたところで
「こんな世の中にしたのは親以上の世代じゃないか」
というのを見かけたので、すこ〜し考えてみた
格差社会だの、景気が悪いだの何だのと言われ
荒んだ気持ちで若い人達が居るというのはよく判る
でもね、ちょっと、この言い分は違うんじゃないのか?とオジサンは思うんだな
「こんな世の中」というのは、何に対して「こんな世の中」というんだろう?
全ての悪いこと?自分に不利になってること?
俺も確かに昔は「こんな世の中に誰がしやがった!?」と言ってた事はあるw
だけど歳を取るとともに考え直してみると
戦後間もない時代の爺さん世代、その後の団塊世代が今日の礎を築いたのは事実
だが、その時代の人達というのは
今以上にモノは無く、色々な事に制限を掛けられて
どうやって日本を立ち直らせようか発展させようか
そして自分達の暮らしを良くしようかとしていた試行錯誤の時代でもある
よく景気のことを持ち出されるとバブル期だけのことを取りざたされるが
戦後から高度経済成長期、そしてバブル期と来たわけではないんだよな〜実は
景気というのは、上り調子があれば、その後に必ず下り調子というのが来る
今はデフレで景気が悪いと言われているが
今の若い人達は知らないだろうがインフレで景気が悪かった時代があるんだよ
それが高度経済成長期の頃とバブル期の狭間の時かな
今は亡き、宮尾すすむ氏が「インフレ飛んでけ〜〜〜」なんてCMをよく見たもんだわww
だが、そういう景気の悪い時代を壊してバブル期を作り出したのも団塊世代でもあるんだよ
今の時代に文句があるのならば、ちゃんと物を壊して再構築する努力をしなさい
自分達が都合よく動けるような世の中に作り直す努力をしなさい
そのような努力もせずに文句だけを言ってるようでは何も変わることもないし
他人任せばかりしてるようでは自分達が思ってるような「イイ時代」なんて来るわけがないです
私はバブル期という「イイ時代」を経験しました
あの時代が、もう一回来ないかな?来させる為には如何すれば良いんだろう?
どう壊せば、あのような時代が、また来るんでしょうかね?
自分達が壊して立ち直らせるんだ、という若者が出てくることを願わざるをえません