珈琲店



内容(「BOOK」データベースより)
京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店タレーラン」。恋人と喧嘩した主人公は、偶然に導かれて入ったこの店で、運命の出会いを果たす。長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ・切間美星だ。美星の聡明な頭脳は、店に持ち込まれる日常の謎を、鮮やかに解き明かしていく。だが美星には、秘められた過去があり―。軽妙な会話とキャラが炸裂する鮮烈なデビュー作。



ライトノベル風にしてちょっとミステリーを入れてみましたよっていう感じ?
本音を言うと、本の帯に書かれている文字
「このミス(このミステリーがすごい!)大賞の隠し玉」という言葉に騙された感じしかしない
物語りの展開が滅茶苦茶で、てんでんバラバラな動きしてるし
あっちにもこっちにも飛び火して、おまけに登場人物の個性が定まっていない
ミステリーといってるわりには謎めいたモノが薄い
読んだ後にも何が謎だったんだろうか?と疑問だけが残る
キャラクター達をコーヒー豆に例えて名前を付けてるんだけど、それさえも無理矢理感タップリ
脇役のボケた爺さんだけが魅力で、それ以外は対象の隠し玉にする程のものなのか?と疑わざるをえない
隠し玉というぐらいならば、大賞作品と遜色無いぐらいの内容じゃないといけないんじゃないの?
選考委員の人達は何が良くて、この作品を最終選考まで残して
しかも改稿までして出版しようとしたのか不思議でならないです
ミステリーを書くよりも、ドタバタのスラップスティックコメディにした方が良かったかもね