ハーフボイルド2




内容(「BOOK」データベースより)
俺は松井省吾。北海道で最も偏差値の低い、道央学院国際グローバル大学(通称・グロ大)の1年生だ。北大受験に失敗し、半ば自棄になったせいだが、周りはやっぱりバカばっかり。ため息と自己嫌悪に暮れる毎日だ。―そんな最悪な日々を送る俺はある日、グロ大の学生がヤクザにリンチされている現場に遭遇してしまう。交番に駆けこみ訴えるが、警官は取り合わず、それどころか俺自身が公務執行妨害と傷害の現行犯で逮捕されてしまう…。



「すすきのハーフボイルド」シリーズ第2弾である
前作では高校三年生だった松井省吾くんが北大受験に失敗して
最低ランクの大学に入学し数ヶ月経った頃から物語りは始まります
いつの間にか事件に巻き込まれて知らない間に事件の闇の中に突入して
周りが勝手に動いて自分が踊らされているうちに事件が終了するという話しの展開
今回も便利屋シリーズの便利屋さんは出てきます
時系列で行くと、アンジェラが出てきて大学生活夏休み前後の話しを描かれてるから
便利屋シリーズの「探偵 暁に走る」以降の話しなのかな?

意外と面白く読めて
わからない時の事件の収まりかたって案外こんなもんなんじゃないかな?
というような感じでしたね
ただ相も変わらず主人公の愚痴や呟きが多すぎるような気がする
相手に何かを語りかける時も必ず脱線してるし(これは便利屋シリーズでも同じ)
これは作者の癖みたいなものなんだろうな〜
さて今作で便利屋さんに痛い部分を突かれた松井君
次作はどんな松井君が見れるやら少しは成長してるのか?楽しみではあります